平成19年度学術委員会報告
1.学術委員会の指針
学術委員会の従来の役割は1.細胞検査士教育セミナー、教育シンポジウムの内容検討.2.検査士会ワークショップの企画実施が主だったものです.これらの目的は学術面から細胞検査の質の向上を目指すものだと考えます.現在細胞検査士が抱えている問題の一つに地域格差があります.これらが生じた原因はまちまちであると思われます.原因を追究することも必要かもしれませんが,全国組織の細胞検査士会の利点を生かし,細胞診断において地域格差をなくし,質の向上を目指していけるような企画を実施していきたいと考えています.全ての企画において精度保障委員会と協調して実施します.
2.平成19年度の会議
1.第一回細胞検査士会学術委員会
日時:平成19年6月8日(金) 12:00から14:30
会場:幕張メッセ
討議内容:
平成19年度の事業および20年度の企画に関して話し合った.
平成19年度の企画は既に進行中であり,新しいワークショップの立ち上げと精度管理のためのself assessment slideの実施について計画について検討した
第97回日本病理学会におけるコンパニオンミーティングの企画案の討議
2.第二回細胞検査士会学術委員会
日時:平成19年12月1日(土)12:00から14:00
会場:仙台国際センター
討議内容:
第49回日本臨床細胞学会総会の教育シンポジウムのテーマおよび演
者の報告
第49回日本臨床細胞学会総会の細胞検査士ワークショップに関する
報告
乳腺ワークショップ進捗状況の報告
細胞検査士教育セミナープログラム内容に関する討議
self assessment slideの内容に関する討議
新しい人材発掘のための名簿作りに関する検討
3.ベセスダ・新日母分類に関する会議
日時:平成20年3月8日
会場:癌研病院ほか
討議事項:
平成20年教育セミナー特別企画に関する検討を行った
4.self assessment slideのための会議
日時:平成20年3月20日
会場:大阪府立成人病センター
討議事項:
画像を持ち寄り,具体的な内容に関する検討とcd作成を行った
5.体腔液標本作製マニュアル委員会
日時:平成19年3月29日
会場:埼玉社会保険病院
討議事項:
ほぼ出来上がった体腔液マニュアルの細部にわたる再校正を行った
3.平成19年度の事業
1.乳腺ワークショップ
テーマ:「日常業務に役立つ乳腺細胞診の基礎」
会場:東海大学
日時:第一回 平成20年3月14日15日
第二回 平成20年3月15日16日
平成20年度行事予定(日程順)
1.平成20年5月17日16:10?18:00
第97回日本病理学会コンパニオンミーティング
会場:石川県立音楽堂(金沢市)
テーマ:「細胞診断と組織診断の不一致症例の検討」
参加費:3000円(検査士カードを持参した場合の病理学会参加費)
2.self assessment slideおよびベセスダ準拠新日母分類に関する特別企画は細胞検査士教育セミナー(8月東京・大阪)の中で実施
3.平成20年9月13日14日・平成20年9月14日15日
第3回・第4回乳腺ワークショップ
4.ベセスダ準拠新日母分類に関するワークショップを企画中